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2019年5月22日

若手のキャリアは大企業か?それともベンチャー企業か?

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キャリアを決めるならは大企業か?ベンチャー企業か?

こんにちは株式会社ジーゼ代表の鈴木智洋です。
現在、ジーゼでは大変ありがたいことに大規模なソーシャルゲーム開発や運用のご依頼が急増しております。これもゲーム開発や運用においてユーザーにいかに楽しめるコンテンツをご提供できるかを、日々考え実行してきたことが評価されているのだと思っています。

開発案件や運用案件の増加により、弊社では積極的に全職種での採用を強化しています。
そのような背景もあり、10~20代の方と面接でお話をする機会が増えました。

面接を行う中で、「キャリアとして大企業に入るべきか、ベンチャー企業に入るべきか」という質問を受けることが多々あります。

これは、ここ数か月で話題となった「早期希望退職に関するヤフーニュース」や「トヨタ社長の終身雇用をめぐる発言」などにより、キャリア形成という意味での大企業への信頼が揺らいでいることが原因ではないかと思っています。

こういった中、私の経歴を振り返ると、
慶應義塾大学を卒業⇒野村證券株式会社に入社(大企業)⇒株式会社ドリームインキュベータに入社(ベンチャー寄りの少数精鋭集団企業)⇒株式会社ディー・エヌ・エーに入社(当時勢いのあるベンチャー企業)⇒株式会社ジーゼ創業(ベンチャー経営者)
というキャリアを歩んできました。「キャリアとして大企業に入るべきか、ベンチャー企業に入るべきか」という質問に対して、一通り経験した私だからこそ言えることがあります。

キャリアを決める上で重要視した3つの項目

ここでの判断の基準は「若手のうちに入ると成長できる環境に巡り合える可能性・確率が高いのはどこか」ということになります。ここで私が考える、重要視したい項目は以下3つです。

1. 成長市場であるか

市場が追い風の時の破壊力はすごいです。事業が拡大し、役職が増え若手であっても最前線にアサインされることもあり、成長することを強く求められる環境に身をおけます。またその市場での競合や取引先でも勢いのある方々が集まりやすく、様々な人間ドラマに出くわすこともあります。そんな切磋琢磨できる環境の中で、若手の頃に成功体験を味わうことができれば最高です。年次は関係なく、やる気次第で無限の可能性があることが理解できれば胆力もつき大きく成長できます。

2. 上司や同僚に優秀な比較対象がいるか

30代の方で、いつまでも学べる環境を追い求めていると実績を出す意識が弱くなるのでこの項目は優先度が低くなります。一方、10~20代の方の場合は環境に影響される部分も大きいため、優秀なビジネスマンを近くで見て自分との比較や能力の過不足を把握できる環境は貴重です。特に仕事において、業務の優先順位の付け方、アウトプットの質、スピード、問題解決能力において秀でた方が一人身近にいれば十分です。

3. 責任ある仕事を任せてもらえるか

これは「全社の予算を揺らがすような胃の痛むような意思決定」をせまられるような仕事、という意味ではありません。重要なのは自身の適切な責任範囲の中で判断・意思決定をさせてもらえるかどうかです。意思決定・判断には少なからず責任が発生します。役職があがれば会社に損失を与えてしまうこともあるでしょう。判断を任せるということはそれだけ真剣に仕事に向き合ってくれるだろうという期待感・信頼感があるということです。

結論、最初のキャリアはどこがいいか?

上記の3項目を踏まえ、私がお勧めする最初のキャリアは…

『ベンチャー寄りの少数精鋭集団企業』や『ベンチャー企業』です!

大企業であれば優秀な人材のサンプルの絶対数は確かに多いですが、配属された部署で仕事のこなし方まで知ることができるのは多くても10〜20人程度なので巡り合わせ次第ということがおきます。また、流れの早い時代でどんな部署・仕事に就くかわからないという点でも、主体的にキャリア形成されたい方にとっては不確定要素が多く存在し思い通りにキャリアを進めない可能性があります。

まずは、『ベンチャー寄りの少数精鋭集団企業』についてです。正確にはベンチャー企業に区分されるかは微妙なところですが、少人数で責任を持った仕事が行えるということはベンチャー企業に通ずるものがあります。10~20代という若くて順応性のある方が貴重な時間を無駄に過ごさないためには、ずば抜けて優秀な方がすぐそばにいる環境が理想です。少人数で何十億円も売り上げるコンサルティングファーム等は『少数精鋭集団企業』の代名詞です。「ひとりひとりプロフェッショナルとしての責務にコミットしていく風土」、「少人数であるからこそ若手でもクライアントと対峙する責任あるアサイン」、「クライアントが複数いることで成長分野も感じとれる」という環境は若手にとって理想的ではないかと思います。私がこの環境で、これまで出会った方々も皆優秀で、人間性も素晴らしい方々ばかりでした。ただ、そのような理想的な環境は誰もが歩めるものではないことも事実です。

次に弊社ジーゼも含む『ベンチャー企業』はとてもお勧めです!笑

時と場合、会社によっては上記の『少数精鋭集団企業』に勝る経験もすることができます。しかし、無責任なことばかりお話しするわけにはいきません。ベンチャー企業の中でも設立1〜3年で倒産してしまう企業が多いのも事実です。一方でこの事実こそがベンチャー経営者の気を引き締め、日々真剣に仕事に向き合おうという風土を創り出します。どこの経営者もご縁があって入社されたひとりひとりが貴重な戦力になって欲しいと考えており、その分若手であっても常に成長を求めます。

ベンチャー企業に優秀な比較対象はいるのか?と思われる方もいらっしゃるでしょう。これは正直なところその企業によりますが、面接に参加する経営者やマネージャーを見ればある程度会社の様子はわかると思います。長く続く企業の幹部はなんらかの凄みを持ち合わせています。ビジネス実績・ビジョナリーな思考・人々を魅了するコミュニケーション能力、エンジニアであればその技術知識等々です。面接に出てきた方が優秀だと感じればベンチャー企業は少人数なので、その人材から指導を受けられる可能性は非常に高いです。

最後に

キャリアを決める上で重要視した3つの項目「①成長市場であるか、②上司や同僚に優秀な比較対象がいるか、③責任ある仕事を任せてもらえるか」を満たすことは、「主体的に成長できるキャリア形成が可能な環境」でもあります。どんな市場、どんな人と、どんな仕事を任せてもらえるかがある程度わかるベンチャー企業が私のお勧めで、株式会社ジーゼには「主体的に成長できるキャリア形成が可能な環境」が整っています!


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