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2021年12月28日

成長市場に挑戦し未だ見ぬ世界を創りあげていく!

「アジアのHollywood」を夢に掲げ、成長市場を駆け抜ける

学生時代から映画・ゲーム・ミュージカルなどのエンターテインメントが大好きでした。
世界中の輝くタレントが集まり、彼らを育てる教育インフラもあり、その中からスターを生み出すステージ、そしてそれを世界中に広める発信力。この一大産業に憧れエンターテインメントの領域で力を試したいと独立しました。もう10年前のことです。

私が元々会社員時代にDeNA様にお世話になっていたこともありゲーム開発に特化して事業を運営してきましたが、正直にお話しすると掲げている“夢”と実際に我々が“できること”の乖離にジレンマを抱える日々も多かったです。ゲーム開発では迫力あるバトル体験を追求するために、UIデザイン・演出・キャラクターモーション・カメラワークなど1シーンで1,2か月四苦八苦したこともありました。

そんな地道な歩みを続ける中でも、私たちがラッキーだったのはゲーム市場がここ10年成長市場であったことであり、クライアント様からもお仕事をリピートして頂け、数多くのタイトルに携わる機会があったことです。
数多くの打席に立たせていただけたことで、組織としてのプロジェクトの進める力・エンジニアリング力・アート表現力が身についたかと思います。

20代だった創業メンバーも今ではミドルになってきましたが、成長市場でキャリアを磨いた経験は本当に貴重だったと感じています。新卒採用も増え若手社員が増える中、創業メンバーが体験した成長市場におけるキャリア形成の機会は若手にも継承していきたいと強く思っております。

“成長市場にこだわり利益を創出、社会に貢献する”というのがジーゼのスローガンの一つなのですが今後も事業戦略の指針として大切にしていきます。

’’夢’’の実現を後押しする出会い

これからの10年間はいよいよ私たちが掲げる“アジアのHollywoodを創るという夢”の実現にチャレンジする時だと思っております。
その実現に向けては今までユーザが体験したことのないような新たな驚き・感動を提供できるコンテンツ制作が必要だと考えています。私はVRデバイスこそがこの新たな驚き・感動体験の鍵になると確信しております。

最近ではOculus Quest2のテレビCMも放映されるようになり、コンテンツにおけるその場にいるような臨場感・没入感を体験できるデバイスとして認知されつつあると思います。現在のテクノロジーを駆使すれば、VRデバイスと連携することで“感触”・“空気感”・“匂い”・“キャラクターの感情”・“3Dサウンド”までも表現できるまでになっています。私の好きなレースゲームを最新テクノロジーで開発したならば、スタート前にはレース場のガソリンの香りが漂い、全方位からエンジンをふかす音が聞こえる。スタートを合図する信号を見つめながら握るハンドルの感触を感じ、レース中には音速をきる空気感、ライバルの感情が伝わってくるのです。そんな迫力ある激戦のゴールで待ち受ける観客の歓声は一体どのようなものでしょうか。これらはまさにF1レースさながらの体験となるはずです。
F1レースだけではありません、恋愛ゲームでは理想の相手が見つかり触れることができ、喜ぶ姿を感じ取ることができるようになるでしょう。ファンタジーRPGでは戦場を生き抜き仲間を守るという使命を全うすることができるでしょう。この人間の感覚に訴えるエンターテインメントはVRデバイスを駆使すれば実現できるのです。

テクノロジーはVRデバイスの登場だけはおさまりません。私たちの夢の実現の後押しするテクノロジーとしてブロックチェーン・暗号資産・NFTの存在も欠かせません。
これらの技術によってこれまでお伝えしてきた人間の感覚に訴えるエンターテインメントがいよいよ第二の人生・心の拠り所に昇華するのです。貴方がレーサーとして仮想空間で過ごした時間はレース賞金やレースの攻略ノウハウとしてマネタイズできるかもしれません。また、仮想空間の恋愛では相手にプレゼントを購入するためにお金が必要になり、ファンタジーRPGでは仲間と過ごす土地の売買まで考えるかもしれません。
ブロックチェーン・暗号資産・NFTによってフェアにデジタル仮想空間での経済活動が実現するのです。
“アジアのHollywoodを創ろう!!”と最高のエンターテインメントを追求してきた私たちは新たなテクノロジーとの出会いで、エンターテインメント以上の第二の人生・心の拠り所を創る機会に恵まれたわけです。

新たなエンターテインメントの中で偶然性と必然性をもって勝ち抜いていく

私たちはソーシャルゲーム事業で人々の心を動かす体験を追求しながら、2016年のプレステVR登場に感激し、2019年には私たち自身でもVRゲームを開発し始めました。2021年の今年はコロナ禍でオンライン時間が拡大し、Oculus Quest2が登場しVRが再評価されるようになりました。この1年でOculus Quest2は800万台の出荷台数に上りXboxと肩を並べる規模になり2021年こそが真のVR元年といえるかもしれません。

また、Facebook社も社名をMeta社に変更しメタバースという言葉が広がり、私たち自身もこれまで追い求めていた夢の形を再確認するきっかけにもなりました。VRデバイスや新たなテクノロジーの普及により私たちも想像できなかった夢に挑戦できることは偶然な幸運です。
一方でソーシャルゲーム事業でエンターテインメントのあり方を追求してきた結果、培った企画力・エンジニアリング力・3Dモデリング力・モーションデザイン力といった力を備えた組織力があるからこそVRゲーム市場で挑戦できるという必然性もあると思います。違った言い方をするとこの「ソーシャルゲーム事業で培ったノウハウ」「人々の心を動かすために考えぬく習慣」「コンテンツ愛をもつ文化」こそが私たちのVRゲーム市場で勝ち抜く競争力です。

最後に

これまで、私たちのバックグラウンドと目指している夢をお伝えしました。VR・ブロックチェーン・暗号資産・NFTなどという技術的な言葉も出てきてとっつきにくいと感じられたかもしれませんが、今新しい技術のトレンドが来ていてエンターテインメントの在り方が変わる歴史的な転換期だということだけでもお伝えしたかったです。これらの技術が今は理解できていなくても、今後も新たなエンターテインメントの形を追求していきたいという志があるかたは是非一度お話しの機会を頂きたく思います。宜しくお願い致します。

今後も私たちはこれまでのバックグラウンドを大切にしてソーシャルゲーム事業を拡大しエンターテインメント集団としての力を強くし、成長市場に挑戦し未だ見ぬ世界を創りあげていきます!